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ご挨拶




  私は、2022年3月の第13回総会におきまして次期理事長を拝命し、4月1日より第5代理事長を務めさせて頂く事となりました。
 本学会はADHDの正しい理解と適切な診断・治療の普及と啓発を目指して、2008年5月に日本AD/HD研究会が設立され、その後2010年から日本ADHD学会と名称を新たにし、13年の歴史を経て800人以上に及ぶ学会員を有するように至りました。この間、本学会の発展とともにADHDは小児期の課題から、人生に全体に及ぶ課題として認識されるようになって参りました。小児科 児童思春期精神科 精神科が共に課題とする病態となり、その連携の必要性は一層高まっております。ADHDの生涯支援に向けて本学会はADHD当事者およびそのご家族の方々により良い生活と未来をもたらすことができるように、この分野の専門家が集い、臨床と研究を促進していくことが最大の使命と考えております。
 本学会は牛島定信 初代理事長、市川宏伸 第2代理事長、齊藤万比古 第3代理事長、宮島 祐第4代理事長、4人の著名な先達の多大な御貢献により発展して参りました。偉大な先人の軌跡を前に致しますと、誠に身の引き締まる思いではございますが、理事長として、学会員の方々に、学会員であることの意義をご実感頂き、またその事を誇りに思って頂けるように、学会の益々の発展に尽力してまいります所存です。何卒、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。


2022年4月吉日
                 日本ADHD学会 第5代理事長
                              小野和哉
               聖マリアンナ医科大学 神経精神科教室 特任教授
  東京慈恵会医科大学 精神医学講座  客員教授